morita MiW

『マイマイの』


あそこまで行こう。
マイマイのあの子は歩き出しました。
だけれども
あんまりにも時間がかかってしまって
あそこがどこなのか
すっかり忘れてしまったのです。

おやまぁ。

いつか「あそこ」を思い出すまで。
マイマイのあの子は
思いのままに歩いていくことにしました。